子(し)四(し)を絶(た)つ。意(い)なく、必(ひつ)なく、固(こ)なく、我(が)なし。
(訳)孔子の心には常人の陥(おちい)り易(やす)い四つの累(わずら)いが絶無である。すなわち意(い)(私意をもって事に臨むようなこと)がない。必(ひつ)(なんでも豫定(よてい)通りに行おうとするようなこと)がない。固(こ)(一事を固執(こしゅう)して融通(ゆうずう)の利(き)かないようなこと)がない。我(が)(ただ我(われ)あるを知って他人を考えないようなこと)がない。
著者の解説では、朱子の言葉を引用して「意(い)必(ひつ)固(こ)我(が)の四つは互いに始終(しじゅう)をなしている。意(い)に起(おこ)り、必(ひつ)に遂(と)げ、固(こ)に留(とど)まって、我(が)に成(な)るのである。意と必とは常に事の前に在(あ)り、固(こ)と我(が)とは常に事の後(のち)に在る。我(が)が又意(い)を生ずるに至れば、又私慾(しよく)にひかれて同じ順序を繰返(くりかえ)して窮(きわ)まることがないのである。と書かれていました。
私心、無理強い、頑固さ、自分中心の考えを捨て、何事にも捉われず円満で柔軟でなければならないのだと分かりました。


