「魚偏の魚」第41回は「ハタハタ」です。
「魚」+「示」+「申」で「鰰(ハタハタ)」です。
「示」は「ネ(しめすへん)」の事で、「示」+「申」は「神」の漢字の旧字体です。
ですので、ハタハタは神の魚という字です。
漢語林には「はたはたととどろく神鳴の意味。雷のある季節に漁獲する魚」と説明されています。
ウィキペディアでも紹介されているのですが「ハタハタを塩漬けにして発酵させ、その液を漉したものは「しょっつる」(塩魚汁または塩汁)と呼ばれる魚醤となる。これを用いてハタハタ、野菜、豆腐などの「しょっつる鍋」をつくる。」とあり、秋田名物の「しょっつる鍋」が有名な食べ方です。