アキヒロ号のブログ
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本の紹介

八佾第三(3)

子曰はく、人(ひと)にして不仁(ふじん)ならば礼(れい)をいかん。人(ひと)にして不仁(ふじん)ならば楽(がく)をいかん。

(訳)仁(じん)は心の徳で礼楽(れいがく)の根本(こんぽん)である。人がもし不仁(ふじん)で心の徳がないならば、敬(けい)が欠(か)けて礼の根本が亡(ほろ)びるから、いかに言葉や作法(さほう)が巧みでも、何の役にも立たぬのである。人がもし不仁で心の徳がないならば、和が欠けて楽(がく)の根本が亡びるから、いかに声や様子が美しくても何の役にも立たぬのである。

著者の解説では、礼楽の本(もと)は心にあることを述べた。と書かれていました。

他者を大切にして思いやる心が欠けていたら、形式的な礼楽を学んでも何にもならないと分かりました。

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