「魚偏の魚」第36回は「どじょう」です。
「魚」+「酋」で「鰌(どじょう)」です。
「酋(おさ)」とは、元は「かしら」「すぐれる」「熟した古い酒」「酒を司る官」という意味だそうで、「酋長(しゅうちょう)」(部族の長)などとして使われる漢字です。
コイ、フナ、タナゴなどのコイ目の仲間で、水田や湿地、小川などに生息している淡水魚です。
ユスリカの幼虫やイトミミズを食べて生活しているとの事でした。
ネギやゴボウとともに、割下で煮て、卵で綴じた柳川鍋にして食べられるのが有名です。
人生で1度食べた記憶がありますが、特別に美味しいとは思わなかったと思います。
ただし、栄養価が高く、ドジョウ1匹でウナギ1匹と同等の栄養価があるのだとか。
6月から8月の夏が、ドジョウの産卵期であり、脂がのって旬とのことでした。