アキヒロ号のブログ
akihiro-go blog
本の紹介

子罕第九(18)

子曰はく、譬(たと)へば山(やま)を為(つく)るが如(ごと)し。未(いま)だ成(な)らざること一簣(いっき)にして、止(や)むは吾(わ)が止(や)むなり。譬(たと)へば平地(へいち)の如(ごと)し。一簣(いっき)を覆(くつがへ)すと雖(いへど)も、進(すす)むは吾(わ)が往(ゆ)くなり。

(訳)学者が中途で止(や)めれば前の修業(しゅぎょう)がみな無駄(むだ)になってしまう。譬(たと)えば九仭(きゅうじん)の山を為(つく)る者のようだ。山の完成しないのは今一籠(ひとかご)の土を運ばないからである。一籠の土を運ぶのは容易であるが、彼(かれ)を止(や)めてしないのは自分が止(や)めたので、人が妨(さまた)げたのではない。学者が自ら勉(つと)めて息(やす)まなければ、少(しょう)を積んで多(た)となすものである。譬(たと)えば始めて山を為(つく)る者が平地に一籠(ひとかご)ずつの土を覆(くつが)えすようなものである。一籠の土は少ないが、彼は進んで已(や)まない。その進むのは自ら進むので人が進ませるのではない。

著者の解説では、止(や)むも進むも己(おのれ)からすることであるから、学者は自彊(じきょう)(やす)まざる覚悟がなければならぬ。と書かれていました。

諦めずにやり遂げることの難しさと大切さが分かりました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

論語新釈 (講談社学術文庫) [ 宇野 哲人 ]
価格:2,233円(税込、送料無料) (2026/2/22時点)