先進第十一(6)
aki_aya@me.com

季康子(きこうし)問(と)ふ、「弟子(ていし)孰(た)れか学(がく)を好(この)むとなす。」孔子(こうし)対(こた)へて曰(い)はく、「顔回(がんかい)といふ者(もの)あり。学(がく)を好(この)む。不幸(ふこう)短命(たんめい)にして死(し)せり。今(いま)や則(すなわ)ち亡(な)し。」
(訳)魯(ろ)の大夫(たいふ)の季康子(きこうし)が、「お弟子たちの中(うち)で誰(だれ)が心から学問を好みますか」と問うた。孔子が対(こた)えて曰(い)われるには、「顔回(がんかい)という者がありまして心から学問を好みました。不幸にも短命(たんめい)で死にました。今は弟子の中(うち)に学問を好む者はおりません。」
著者の解説では、この章は季康子(きこうし)の問(と)いに答えて顔子(がんし)の学を好んだことを述べ、その短命を惜(お)しんだのである。と書かれていました。
孔子が顔回(がんかい)の才能と熱意をどれほど高く評価していたのか、そしてその喪失がどれほど大きかったのかが分かりました。
|

