ロルフ氏の思考の道具その40はこちらです。
①「プログラマー」と「顧客サービス担当者」の対立
②シンドラー社の一年目の社員全員が行う業務とは?
③できるだけ質の良い「小説」をたくさん読むべき理由
それでは各項目を見て行きます。
①「プログラマー」と「顧客サービス担当者」の対立
相手をきちんと理解するには、想像の中だけでなく、「本当に相手の立場に立つ」のが一番だ。ビジネスの世界では決まって、「顧客の視点に立って考える」ことが望ましいと言われるが、考え方としてはすばらしくても、実際にはそれだけでは不十分だ。正しくは「私たちが顧客になってみる」べきなのだ。
②シンドラー社の一年目の社員全員が行う業務とは?
シンドラー社に入社した社員はみんな、秘書だろうと幹部だろうと例外なく、一年目のうちの三週間は、「製品の据え付け業務」にたずさわらなければならない。「思考」と「行動」は、両方とも世界を理解するためのアプローチ法ではあっても、根本的にまったく違う。だが、多くの人はこのふたつを混同している。
③できるだけ質の良い「小説」をたくさん読むべき理由
よくできた小説世界に入り込んで、主人公の運命のアップダウンを一緒に体験するのは、思考と行動の中間に位置する有効な解決策である。
相手のことを理解することは、本当に難しいと思います。学生の頃までは人のことなんて考えたことすらありませんでした。しかし、仕事をするようになって、人の立場に立ってどのように感じるかが大切なことだと知りました。相手の気持ちが分かる大人になれるよう、練習して行きたいと思いました。