渋沢栄一さんの金言91個目は、弱者を救うは必然のことであるが、更に政治上より論じても、なるべく直接保護を避けて防貧の方法を講じたい。です。
著者の解説では、強者は、常に社会からかなりの支援を受けています。このような「選ばれた」才能がある人だからこそ、その恩恵を被るお返しとして弱者への救済に自ら務めることは、当然の義務です。その本当の意味のリターンは、税金や政治だけを介して間接的に行うものではなく、直接的に自ら行う責任でもあります。と書かれていました。
私が安全に生活を送ることが出来ていることは、安定した社会があるからだと自覚し、自ら築いた功績の富については、自分の専有ではないことを意識したいと思いました。