ロルフ氏の思考の道具その29はこちらです。
①アルプス山脈シュレネン峡谷の「悪魔の橋」
②「悪魔に魂を売り渡す行為」の意味するもの
③どんなにお金を積まれても他人には渡したくないもの
④一万ドルと引き替えに、額に企業名のタトゥーを入れる女性
それでは各項目を見て行きます。
①アルプス山脈シュレネン峡谷の「悪魔の橋」
アルプス連峰の真ん中にあるその峠の北側には、深く切り込んだ険しい「シュレネン峡谷」が横たわっている。この深い谷間を克服する解決策として13世紀につくられたのが、いわゆる「悪魔の橋」である。
②「悪魔に魂を売り渡す行為」の意味するもの
この「魂を売り渡す」という行為は、どんな時代にもどんな文化にも、ビジネスの対象にするのがタブー視されることが、確実に存在するということをあらわしている。
③どんなにお金を積まれても他人には渡したくないもの
よい人生には「自分の判断の基準となる、小さく強固な尊厳の輪が必要」だ。私たちはこの輪を、(a)より筋の通った論理、(b)あなたの人生が脅かされる危険、(c)悪魔との契約、という三種類の攻撃から守らなければならない。自尊心や評判がむしばまれると、その後に持ち込まれるオファーに対しても抵抗力がなくなっていく。
④一万ドルと引き替えに、額に企業名のタトゥーを入れる女性
「尊厳の輪」の中にあるものに、交渉の余地はない。どんなときでも、どれだけお金を積まれても、その基本を変えてはいけない。それらを取引の対象にすれば、悪魔との契約と同じように、魂を売り渡したことになる。
悪魔との契約をしないよう「尊厳の輪」をきちんと持っておきたいと思います。