渋沢栄一さんの金言62個目は「商工業者が、いかに資本を集めても、いかに骨を折っても、縁の下で生活するというような、卑屈な考えをもっていては、とうてい社会の健全なる発達を図ることはできない」です。
著者の解説では、20世紀の敗戦のとき、当時の日本国民が抱いた気持ちは絶望ではなく、再び立ち上がると言うパッションでした。…「サラリーマン」と言う言葉は、自分の生活が日々向上していく実感の象徴となりました。しかし、すでに敷かれたレールに乗るだけでよい時代になってくると、残念なことに「サラリーマンだから」と言う表現は、自分の無力、無気力の正当化の言葉として使われる様になりました。と書かれていました。
情熱を持って物事に取り組むことが、国の経済にも影響するのだと改めて知り、少子高齢化による危機を迎えているこれからの日本について、過渡期に生きる私達が、今後どの様に進んでいくべきなのかを考えなければならないのだと思いました。