子曰はく、吾(われ)未(いま)だ徳(とく)を好(この)むこと色(いろ)を好(この)むが如(ごと)き者(もの)を見(み)ず。
(訳)わしはまだ徳(とく)を好(この)む心が美色(びしょく)を好むように誠実な人を見たことがない。
著者の解説では、孔子が衛(えい)におられた時、衛の霊公(れいこう)という君(きみ)が夫人(ふじん)の南子(なんし)と同じ車(くるま)に乗り、孔子をその後ろの車に乗せて逍遥(しょうよう)して市(まち)を過ぎたので、孔子がこれを醜(しゅう)として、この語(ご)を発せられたのだということである。と書かれていました。
ひとを愛するように、意識することなく、自然に道徳を愛するようでありたいと思いました。


