ロルフ氏の思考の道具7つ目はこちら。
①「フライトレコーダー」が全航空機に搭載されたわけ
②自分の脳をごまかしてみても、なんにもならない
③「失敗の原因」を突き止めるたび、人生は上向く
続いて各項目を細かく見ていきます。
①「フライトレコーダー」が全航空機に搭載されたわけ
イギリスの世界初の量産型ジェット旅客機「コメットMk1」。1953年から1954年にかけて、次々と謎めいた事故、機体が空中分解するという事故が起きた。最終的に「窓の形が正方形であること」が問題であると判明した。事故の原因究明に携わった科学者のウォーレンが、衝撃に強い「フライトレコーダー」を定期航空便全機に搭載することを提案した。「失敗からの学習」とでも言うべきこのアプローチは、すぐれた思考の道具として、人生のほかの領域でも活かすことができる。
②自分の脳をごまかしてみても、なんにもならない
気持ちの中心をどこに置こうが、どんな動機で何に興味を持とうが、事実は少しも変わらない。「好ましくない現実」こそ、受け入れる必要がある。
③「失敗の原因」を突き止めるたび、人生は上向く
あなたにありのままの真実を示してくれる「人生のパートナー」や「友人」を持つこと。「あなた自身のフライトレコーダー」を作っておくこと。重大な決断をする時には、想定できること、思考の過程、結果など、頭に浮かんだことをすぐに書き留めておこう。
このパートでは最後に、「人生は単純ではない。どんなによい人生であっても、たくさんの失敗がつきものだ。」と言っており、より良く生きるために失敗から学ぶ姿勢が大切だと訴えていました。私に最も足りない部分だと思いました。