子曰はく、天(てん)徳(とく)を予(われ)に生(しょう)ぜり。桓魋(かんたい)其(そ)れ予(われ)をいかんせん。
(訳)天がわしにこのような徳を賜(たまわ)る以上は、天はわしを助けるにちがいない。桓魋(かんたい)がいかに狂暴(きょうぼう)でも、天意(てんい)に違(たが)ってわしを害することは決してできるものではない。諸君は安心しているがよい。
著者の解説では、桓魋(かんたい)は宋(そう)の人で、孔子の門人の司馬牛(しまぎゅう)の兄である。孔子が宋へ行った時、桓魋が孔子を殺そうとしたのを見て、弟子が恐れたから、孔子は弟子たちを慰めるために、この語を発せられたのである。と書かれていました。
孔子が天命を確信し、逆境にも動じない強い自信と覚悟で行動していたのだと分かりました。


