「平常心のコツ」の31個目は「世の中は不景気でも、自分の人生は好景気」という場合もあるです。
心理学に、身の回りの出来事や現象を、自分の運命に結びつけて考える心理的な傾向を表す「予期不安(よきふあん)」というものがあるそうです。
たとえば新聞に「景気が悪化している」という記事を見て→「うちの会社の業績も下がるのでは」→「そうなれば私もリストラされる」と言った具合に、ネガティブな方向へ先読みしてしまうのだとか。
「景気が悪化している」ことと「自分がリストラされる」ことは別個の問題なのに、それを無理矢理に関連づけて考えていかないほうがいいと著者は言っています。
「世の中で起こることは世の中のこと、自分の人生は自分の人生」と言った具合に、世の中にある程度距離感を置いて考えたいと思います。