ロルフ氏の思考の道具その51はこちらです。
①鄧小平は、どんな経緯で改革を行なったのか
②その発明者がいなかったら、その技術は生まれない?
③大事なのは「漕ぎ方」よりも「ボートの機能」のほう
④もっとも集中すべきなのは、あなた自身の人生
それでは各項目を見て行きます。
①鄧小平は、どんな経緯で改革を行なったのか
市場経済導入のきっかけとなったのは、鄧小平の政策ではなく、一般市民の自発的な動きだった。
②その発明者がいなかったら、その技術は生まれない?
「技術が発明者を発見するのであって、発明者が技術を発見するのではない」とリドレーは結論づけている。高度な科学技術に関する大発見ですら、個人の功績ではない。
③大事なのは「漕ぎ方」よりも「ボートの機能」のほう
マンデラ、ジョブズ、ゴルバチョフ、ガンジー、ルターといった人物や、発明家、さらに大企業のCEOたちは、「時代の産物」にすぎず、彼らが時代をつくり出したわけではない。
④もっとも集中すべきなのは、あなた自身の人生
たとえあなたがどんなに優秀でも、世界全体の構造から見れば、あなたはさして重要でも不可欠でもない、取り換え可能な存在でしかない。あなたが、本当に重要な役割を担っているのは、あなた自身の人生に対してだけだ。あなたはあなた自身の人生に集中するべきだ。
ときには偶然、あなたが責任ある重要なポジションにつくこともあるだろう。そんなときには、与えられた役割を完璧にこなすようにしよう。できるだけ、最高の企業家や賢明な政治家や有能なCEOや才気あふれる研究者になれるよう、努力するのだ。
私自身、一所懸命努力して、自分自身の人生がよいものになるよう心がけたいと思いました。