「平常心のコツ」の67個目は「自力」で生きるよりも、「他力」で生きるほうが、心が安らぐです。
このコツでは「他力本願」という仏教の言葉が紹介されていました。
「他力本願」とは「仏は自分たちを救ってくださる」と言うことを心から信じていくと言うことを表す言葉なのだそうです。
著者は、自分の力だけを頼りにして生きている人は、往々にして「こんなに努力しているのに、どうして念願が叶えられないのだ」という怒りや悲しみの感情にとらわれて、心の平安を乱してしまうのだと言っていました。
挫折や失敗を経験して落ち込んでいる時に、「他力本願」に従うのがいいと書かれていました。
「他力本願」が「努力せずに他人の力を借りてことをなす」と言う意味だと思っていたので、「努力しなくていい」と言う教えなんてあるわけないなと思い直しました。