ロルフ氏の思考の道具その35はこちらです。
①「憤り」を感じたら、どう対処すればいいのか?
②「個人でできることには限界がある」と忘れない
③「時間」ではなく、「お金」を寄付しよう
④見聞きするニュースの量を「制限」しよう
⑤「無責任」でいることは、けっして悪いことではない
それでは各項目を見て行きます。
①「憤り」を感じたら、どう対処すればいいのか?
この世界の不平等には気が重たくなる。私たちには、個人的な戦略が必要だ。精神的なバランスを失わずに、世界の難題と向き合うために、思考の道具は持っておいたほうがいい。
②「個人でできることには限界がある」と忘れない
あなた一人の力で難題の解決などできるものではない。
③「時間」ではなく、「お金」を寄付しよう
熱心な慈善活動が有意義だと思い込むのは、私たちが陥りがちな思考の落とし穴だ。現地のすばらしいスペシャリストたちは、あなたのお金をあなた以上に有効に使ってくれる。
④見聞きするニュースの量を「制限」しよう
世界で起きている惨事に「興味を持つ」のはただののぞき見趣味にすぎない。どっちみちあなたには、救済するための寄付をする以外できることは何もない。
宇宙はさまざまな生命体であふれていて、ほかの星々も同じような困難や惨事や苦悩を抱えていると思っておいたほうがいい。災いは、時も場所も選ばない。この世からなくなることもない。
⑤「無責任」でいることは、けっして悪いことではない
世界で起きていることは、あなたの責任ではない。きちんと生産性のある生活をしていれば、あなたは人でなしということにはならない。世界をよくするために、あなたもあなたなりの方法で貢献しているのだから。
世界で起きている惨事に対処するための思考の道具を持っておいたほうがいい。自分なりに、何らかの方法を確立しておくことだ。そうでなければ、あなたの人生を生きるのがつらくなる。
最近では、ロシアによるウクライナへの侵攻であったり、トルコでの大地震で多くの方々が犠牲になっています。私にできることは、少しの寄付しかありません。立場が逆だったらと思うと、やはりそれしか無いと思いました。