ロルフ氏の思考の道具その21はこちらです。
①自分のことを簡潔に説明するのはむずかしい
②目標そのものがなければ、達成することはできない
③幸福度は「目標を達成できたかどうか」で決まる
④「非現実的な目標」を立てても幸せになれない
それでは各項目をそれぞれ見て行きます。
①自分のことを簡潔に説明するのはむずかしい
人生には、数えきれないほどいろいろな要素がつまっている。だから自分のことを一行詩のようにまとめてみても、自分を正確に表せているとはとうてい言えない。それなのに、私たちはいつも自分のことを簡潔な言葉でまとめようとする。
②目標そのものがなければ、達成することはできない
まず「人生の大きな意義」と「人生の小さな意義」を区別して考えよう。「人生の大きな意義」の答えを探すのはやめたほうがいい。だがそれに対して、「人生の小さな意義」の答えを見つけるのは大事だ。「人生の小さな意義」とは、あなたの個人的な目標や、あなたが意欲的になれることや、あなたがすべきことを意味する。
③幸福度は「目標を達成できたかどうか」で決まる
人が幸せを感じるかどうかは所得の額によって決まるのではなく、目標を達成できたかどうかで決まるのである。
④「非現実的な目標」を立てても幸せになれない
「達成困難な目標を立てている人は人生に不満を感じるもの」。あなた自身でコントロールできない要因で決まるような、非現実的な目標を立てても幸せにはなれない。目標はわざと少し曖昧にしておいたほうがいい。目標が曖昧なら、目標に達したと思うこともできるからだ。大事なのは、少しでも早くどこかにたどり着くことではない。自分がどこに向かっているかをきちんと把握しておくことだ。
私は、1年分の収入の貯金がある、裕福な人になることを目標にしようと思います。