いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、約1300年ぶりに地球の近くを通過する「レモン彗星」について書いていこうと思います。
この彗星は2025年1月にアメリカ・レモン山天文台で発見され、当初はそこまで明るくならないと考えられていましたが、夏頃から急速に増光し、10月から11月にかけては4〜5等級と、双眼鏡や条件の良い場所では肉眼でも観察できるほど明るくなっています。
11月8日に太陽に最も近づき、彗星活動のピークを迎えると見られているため、注目されています。
観察場所は北半球の夕方から宵の空で、西南西の低空に見えるそうです。
彗星は、主に氷や塵、岩石でできた太陽系の小さな天体のことで、太陽の周りを楕円軌道で回っており、太陽に近づくと核の氷が熱で気化してガスや微細な塵を放出し、その周りにぼんやりと光るガスの雲を作ります。
レモン彗星はこうしたガスを豊富に含んでおり、鮮やかな緑色に輝いているのだそうです。
1300年ぶりという長い周期の彗星の接近は一生に一度の貴重な天文ショーなので、是非見たいと思います。




