ロルフ氏の思考の道具その49はこちらです。
①「人名」がついた大通りを歩きながら思うこと
②遺伝子を次世代に残せるのは、どちらのタイプ?
③「自分を重要視する度合い」は低いほうがいい
④自信過剰になると、判断ミスを犯しやすくなる
⑤「謙虚」でいたほうが生きやすい理由
それでは各項目を見て行きます。
①「人名」がついた大通りを歩きながら思うこと
オスマンやフォッシュやラスパイユほどの人物でも、名前が広く知られていた期間がせいぜいで「四世代」だった。
②遺伝子を次世代に残せるのは、どちらのタイプ?
「Aタイプ」の人は限りなく自尊心が高いのに対して、「Bタイプ」の人はほとんど自尊心を持たない。遺伝子を次の世代に残せるチャンスが大きいのは、もちろんAだ。私たちが「Aタイプ」の祖先から受け継いだ自尊心は過敏にセットされすぎていて、人生を台無しにする原因になることがある。
③「自分を重要視する度合い」は低いほうがいい
「自分を重要視する度合いが低ければ低いほど、人生の質は向上する」。自分を重要な存在だと思い込むと「余計な労力」が必要になるからだ。
④自信過剰になると、判断ミスを犯しやすくなる
自分を重要視すればするほど、「自己奉仕バイアス」に陥りやすくなる。自己奉仕バイアスに陥ると、何かの目標に到達するために何かを行うのではなく、自分をよく見せるために行うようになる。
自分を重要視していると「敵」を作ってしまう。自分を重要視する人は、同じように自分自身を重要視している他人を許容できず、彼らを過小評価する。エゴは意識的に抑えたほうがいい。
⑤「謙虚」でいたほうが生きやすい理由
謙虚でいれば地に足のついた考え方ができるので、感情の波に振り回されることはない。尊敬される人間になるために重要なのは、正直であること、特に、自分自身に対して正直であることだ。
この項目については、小さい頃によく親から言われた言葉でもあり、馴染みやすい内容でした。謙虚さを持って相手に対応した場合と、エゴを持って対応した場合では、明らかに結果が違っていることを身を持って知っていたので、確かに生きやすくなるのだと思いました。