アキヒロ号のブログ
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本の紹介

八佾第三(19)

定公(ていこう)(と)ふ、「君(きみ)、臣(しん)を使(つか)ひ、臣(しん)、君(きみ)に事(つか)ふること、之(これ)をいかん。」孔子(こうし)(こた)へて曰(い)はく、「君(きみ)、臣(しん)を使(つか)ふに礼(れい)を以(もつ)てし、臣(しん)、君(きみ)に事(つか)ふるに忠(ちゅう)を以(もつ)てす。」

(訳)定公「君が臣を使い、臣が君に事(つか)えるにはいかなる道によるべきものであろうか。」孔子「君は礼をもって臣を使い、臣は忠をもって君に事(つか)うべきものであります。」

著者の解説では、上の者は下の者に対して敬意を欠き易く、下の者は上の者に対して誠意を欠き易いものである。と書かれていました。

定公は魯の第26代の君主で、第25代の君主である昭公の弟です。正しく家臣を待遇すれば、家臣は誠実に仕えるのだと分かりました。

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