ロルフ氏の思考の道具その25はこちらです。
①よい死を迎えるよりも、よい人生を過ごす
②キャリアのピークに亡くなった俳優が印象に残るわけ
③脳は「継続した時間」を判断できない
④「加齢」と「死」は、よい人生の代価である
それでは各項目を見て行きます。
①よい死を迎えるよりも、よい人生を過ごす
死ぬときのことを考えてみても何もならないし、死の瞬間についてばかり考えていたら、よい人生を過ごすことから意識がそれるだけだ。
②キャリアのピークに亡くなった俳優が印象に残るわけ
「ピーク・エンドの法則」は人生に対しても作用する。ジェームズ・ティーンが、その後何十年も、それなりに成功したそれなりに幸せな俳優として生きていたとしたら、彼の人生がこれほどまでに人々の目に魅力的に映っていなかった。
③脳は「継続した時間」を判断できない
アンナが三〇歳で亡くなろうと、六〇歳でなくなろうと、彼女の人生の魅力度に差はないのだ。継続した期間を問題にしない、脳の「持続の軽視」の典型的な例だ。
④「加齢」と「死」は、よい人生の代価である
よい人生を過ごすほうが、よい死を迎えるよりずっと大事だ。だから、よい人生の条件については考えてみる価値があるが、死については考えてみても意味がない。
まだ死について考えたことは無いですが、よい人生が送れるように考えたいと思いました。