ロルフ氏の8つ目の思考の道具はこちらです。
①あなたの車の「平均速度」から見えてくるもの
②それは「本当に便利なのか」を厳密に考える
③「反生産性」の視点で、生活を検討しなおす
④「本当に必要なもの」以外は、思い切って排除する
それでは、各項目を細かく見ていきましょう。
①あなたの車の「平均速度」から見えてくるもの
あるアメリカ車の平均速度は「たったの六キロ」程度だった。つまり、歩く速度と変わらなかった。
②それは「本当に便利なのか」を厳密に考える
Eメールそれ自体は、実にすばらしいツールだが、メールアドレスを持てば、フィルターで排除しなければならない迷惑メールもついてくる。もっと面倒なのは、送られてくる情報やお知らせだ。大部分は不要なのに、何らかの対応が必要かどうかを判断するためだけに全てに目を通さなければならない。また正確には、パソコンやスマートフォンの購入費の一部をEメールのコストとして計算に入れなければならないし、ソフトウェアのアップデートにかかる時間もある。
③「反生産性」の視点で、生活を検討しなおす
私は一台のノートパソコンだけを使い、スマートフォンのアプリは最小限に抑え、まだ使える古い電子機器はできるだけ新しいものと取り替えないようにしている。
④「本当に必要なもの」以外は、思い切って排除する
テクノロジーというものはたいてい、登場した時にはすばらしく、とても便利になったかのように見えるが、人生の質という観点からいえば「反生産性」に作用することが多い。よい人生の基本的なルールは、本当は必要ないものを排除すること。
私の家には、ディスクトップPCとノートPCが1台ずつ、インクジェットプリンターがあり、IPadが3台、スマートフォンが4台あり、振り返れば整理する必要があるなと思いました。