「魚偏の魚」第22回は「こい」です。
「魚」+「里」で「鯉(こい)」です。
鯉は淡水魚で、観賞用に池などでよく飼われている状態のものを見ます。
中国黄河の竜門を遡った鯉が昇天し龍になったという伝説があり、出世する関門を登竜門と呼ぶようになったため、鯉は縁起の良い魚として知られています。
端午の節句に飾る「鯉のぼり」もこの伝説により飾られるようになったそうです。
食用としては、鯉こくが良く見られると思いますが、癖があって私はあまり好んで食べたいとは思いませんでした。
「鯉こく」とは輪切りにした鯉を、味噌汁で煮た汁です。
観賞用として高値で取引されていることもあり、鯉はやっぱり池で飼われているイメージです。