ロルフ氏の思考の道具その30はこちらです。
①どのくらい「臆病」であれば、動物は生きていけるか
②「不安感」は生態系にも寿命にも影響を与える
③「不安」に対する三つの具体的な対処法
それでは各項目を見て行きます。
①どのくらい「臆病」であれば、動物は生きていけるか
どの動物もそうやって、進化する過程で「臆病さの度合い」を強めてきた。人間も例外ではない。だが問題がひとつある。いまやあなたの臆病さは、命を脅かす危険とは直結していない。
②「不安感」は生態系にも寿命にも影響を与える
慢性的な不安を抱えてしまうと、間違った決断をしやすくなるばかりか、病気になってしまうこともある。
③「不安」に対する三つの具体的な対処法
- 「私の心配ごとメモ」というタイトルをつけたメモ帳を一冊用意しよう。
たとえば、「一日一〇分」と時間を決めて、その間に気にかかっていることすべてをそこに書き出すのだ。心配して当然の深刻な問題も、ちょっとしたことも、漠然とした不安も、気になることはとにかくすべて書き留める。それを日々の習慣にして、毎日新しいページを使うようにする。そうすると、あなたはいつも自分が同じ心配ごとに悩まされているとわかってくるはずだ。
- 「保険」をかけよう。
保険の真価は、損害が発生した時の金銭的な補償にあるのではない。保険の有効期間は心配ごとを減らせる。
- 「仕事」に精神を集中させよう。
仕事への精神集中や仕事で得られる満足感は、瞑想よりずっと不安の抑制に効果的だ。
日々心配ごとは尽きないので、「心配ごとメモ」をやってみようと思いました。